ひょうを使った料理
正月に「今年も“ひょっとして”いいことがあるように」
との願いを込めて食べる、縁起かつぎの料理です。
「ひょう」は、標準和名では「スベリヒユ」のことです。スベリヒユは、日本全土の道ばたや畑、庭などの日当たりのよい所に生えています。しかし、他県ではあまり食べる習慣はないようです。
夏の暑い時に摘んで、茹でてからし和えなどにします。「スベリ」の名がつくようにぬめりがあり、独特の酸味があるのが特徴です。また、さっと茹でてから天日干しにして保存食にもします。夏の土用の日に干したものが一番おいしいと言われています。お正月には「ひょっとしていいことがあるように」と願いを込めて食べる縁起かつぎの食材です。昔は、冬期間の野菜不足の時に貴重な食料源でした。
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