2014.03.05
1月18日(土)から開催されていた
「さくら咲くやまがた 冬のさくらキャンペーン」は
3月2日(日)をもちまして終了いたしました。
山形市特産の可憐な啓翁桜でひと足早い春を感じていただきながら、
啓翁桜のアレンジメント展示、オープニングセレモニーをはじめ、桜タペストリーづくりやアレンジメント講座、日本一早いお花見会などのイベントに、たくさんの方々にご参加いただきました。
ありがとうございました。
そして「冬のさくらメニューアンケート」と「はながたベニちゃんクイズ」へもたくさんの方にご応募いただき、ありがとうございました。
後日、抽選のうえ、啓翁桜で醸した酵母で仕込んだ地酒セット「桜三蔵」や施設利用券などを、ご応募いただいた施設から発送させていただきます。
どうぞ楽しみにお待ちください。
冬のさくらキャンペーン 関連記事
⇒オープニングセレモニーの様子
⇒市役所展示の様子
⇒啓翁桜品評会上位入賞桜の展示
⇒桜タペストリー作り講座・フラワーアレンジメント講座
卒業式シーズンの3月。まだまだ啓翁桜は活躍中です。そして、街なかでは「城下町やまがた雛めぐり」が始まっており、啓翁桜とお雛さまでますます春気分満開です。
これからも山形市の街あるきをお楽しみください。
カテゴリー:お宝スタッフ日記
関連タグ:冬のさくらキャンペーン 啓翁桜
2014.03.03
啓翁桜を活用した日本酒として話題を集めた「桜三蔵」。かれんな啓翁桜のかれんな地酒 として、啓翁桜から分離した酵母で醸した新商品、限定1000セットが完売いたしました。
多くの皆さまにご愛飲いただき、誠にありがとうございました!
また次の冬に、よりパワーアップした「桜三蔵」を皆さまのお手元にお届けできることを、開発メンバー一同、楽しみにしています。
ちょっとだけ、開発経過を振り返り…
第1歩:何をつくるか
市では、以前より、お宝(魅力ある地域資源)を活用し、異業種間で連携し新商品づくりを行うワークショップを開催してきました。お宝の組合せによる相乗効果で、一層の認知向上・一層の魅力UPを図れるような商品を作りたいということで取り組んだもので、山形銀行の地域振興部門に商品開発のコーディネートをお願いしました。
「啓翁桜」=「冬のさくら、おめでたい、心が和む、お花見」と「地酒」=「冬においしい新酒、祝い酒、乾杯、コミュニケーション」をコラボレーションさせれば、物語性豊かな、魅力的なものが出来そうだという発想から、商品開発のテーマとして選定しました。
最初は、金箔入りのお酒があるように、啓翁桜の花びらを酒瓶に浮かべることを検討しました。しかし、フリーズドライの花びらを使用してみるも、変色により日本酒に馴染まず断念。その後試行錯誤の結果、花酵母を開発して酒造りを行うことを決めたものの、酵母があるのかどうか、ゼロからのスタートでした。
第2歩:酵母の開発
開沼さんの啓翁桜の実(6月)
花酵母は自然界のものなので、啓翁桜から酵母ができる保証はありませんでしたが、4月に花びらを採取し、6月に実を採取しました。その結果、みごとに花酵母が存在することが確認されました。
啓翁桜生産者である村木沢地区の開沼雅義さんのご協力と山形県工業技術センターの研究員のみなさんの知識と技術で、通常3年はかかる酵母開発を僅か1年で実現することができ、平成25年秋に酒造りに使用できる酵母が完成しました。(初年度の今回は既存酵母とのブレンドにより仕込みを行いました。)
第3歩:酒米
各蔵元で、オール山形のこだわりのもと、「出羽燦々、出羽の里、つや姫」、それぞれに違った酒造米を13年産の新米で調達し、ここから一気に酒造りへと進みました。
酵母は同一のものなので、この米の違いが結果的に三者三様特徴あるおいしい特別純米酒を醸し出しました。
第4歩:商品名とデザイン
東北芸術工科大学平林教授のアドバイスのもと、開発メンバーみんなで何度も検討を重ねました。 「啓翁桜」×「市内三つの酒蔵」で、その名も「桜三蔵(さくらさくら)」。インパクト・物語性・深さがあり、すばらしいネーミング! そして啓翁桜の「可憐さ」をイメージした薄ピンクのパッケージデザインが完成! いずれも、酒の味とともに商品に大きな価値を加える大事な要素であり、特に女性から「素敵」「かわいい」と好評価をいただきました。
第5歩:販売戦略
誰に買ってもらい・楽しんでもらのか(販売ターゲット)や消費シーン(販路)についても、開発当初より話し合いを続けてきました。「啓翁桜で山形の冬に乾杯」というテーマのもと、お祝い事・宴会・啓翁桜での一足早い花見などで使用される新しい乾杯酒として、そして思い出に残る山形のお土産として、期間限定・数量限定・山形市内限定の商品とし、土産店や酒販店を中心に販売しました。
このように、商工業者・農業者・デザイン業者・流通業者などが連携して、どんな方法でどんな商品を作り、どんな方法でPRするか、どこで誰に販売するかなど、計13回のワークショップを重ね、完成したのが、この「桜三蔵」です。
・男山酒造は、透明辛口で、出羽燦々を使用。硬めですっきりとした味わいのお酒。
・寿虎屋酒造は、白色薄にごりで、やや甘口。出羽の里を使用。啓翁桜のように口当たりの甘いお酒。
・秀鳳酒造場は、白色にごりでやや甘口。つや姫を使用しているため、ふくよかなうまさを醸したお酒。
いずれも、どこかしら啓翁桜のような淡く可憐な香りがするようです。啓翁桜に思いを馳せながらおいしい地酒で冬に乾杯をする商品イメージが表れた、それぞれに個性が際立つすばらしい山形をイメージする商品となりました。
1/18に販売開始セレモニーを行い、多くのメディアにもとりあげていただき、好調な滑り出しとなりました。
市内物産店、酒店、百貨店などで素敵にディスプレイされ販売されました。冬のさくらキャンペーン参加施設においても飲食メニューとして仲間入りし、実際に乾杯酒として活用いただきました。
また、山形グランドホテルを会場に開かれた「日本一早いお花見会」や七日町商店街振興組合さん主催の「ひと足早いお花見会」など、多くのイベントでの乾杯酒として活用されました。
ご購入・試飲いただいた皆様からは、「オール山形でわくわくする」、「3本飲み比べができて楽しい」、「山形市の贈り物にも最適」などのご感想をいただきました。
日本一早いお花見会
これから…
今年度は、みなさまのご努力でとても素晴らしい商品が完成しました。
今後、酵母菌もどんどん磨かれていきますし、桜三蔵を使ったお花見イベントの広がりも期待できます。
「啓翁桜を見ながら桜三蔵で乾杯を」、「山形の冬のお土産といえば桜三蔵」、「お正月や合格祝いは啓翁桜と桜三蔵で」というように、多くのみなさんに楽しんでいただけれるような逸品になることを期待しています。
次の冬に向けて、より磨きのかかった「桜三蔵」をお届けできるよう、一層努力していきます。楽しみにお待ちください!
最後に、
確かな技術で酒造りに努めた「寿虎屋酒造・男山酒造・秀鳳酒造場」
啓翁桜の花びらと実を提供いただいた「村木沢地区の開沼雅義さん」
短期間で酵母開発をおこなっていただいた「山形県工業技術センター」
素敵なデザイン開発をおこなっていただいた「株式会社アサヒ印刷」
販売元として流通の取りまとめなどをおこなった「山形県酒類卸株式会社」
アドバイザーとして多くのご助言をいただいた「東北芸術工科大学デザイン工学部」平林教授
コーディネーターとして取りまとめをおこなった「山形銀行営業支援部」
それぞれの力が結集したからこそ「桜三蔵」が見事に花開きました。
ありがとうございました。
カテゴリー:お宝スタッフ日記
関連タグ:地酒 啓翁桜 桜三蔵 日本酒
2014.02.27
お宝スタッフです。
今回は、先日開催された、山形市のお宝体験ツアー「やまがたの冬を彩る 啓翁桜を訪ねる」の様子をご紹介します。
山形市の冬のお宝を楽しみに訪れていただいたのは、宮城県のツアー客30名のみなさん
。
冬に咲くさくらとして、全国から注目を集めている「啓翁桜」をメインテーマに、実際に生産現場を訪ねたり、新酒の時期の酒蔵を訪ねたり、街なかで綺麗にディスプレイされた啓翁桜の展示風景を愛でたりと、盛りだくさんの内容です。
一行が最初に訪れたのは、山形市西部に位置する村木沢地区の啓翁桜生産者、開沼雅義さんの園地です。
まず、露地の啓翁桜(左上の写真)。株立ちした啓翁桜たちが、来年の出荷に向けて冬眠中です。ここですくすくと3年間生育し、たくさんの花芽を付けた啓翁桜は、秋に切り出され、あったかいハウスへとお引っ越しします。
といことで、開沼さんのハウスにやってきました。
ハウス内では、たくさんの花芽が付いた啓翁桜が出荷を待っていました。あたたかいハウス内で春と錯覚し、休眠から目覚めた啓翁桜。細心の温度管理のもとで、ほんのり薄ピンク色に芽が膨らんだところで、みなさんのお手元に出発です。
露地栽培から始まって、枝切り作業、加温ハウスでの促成栽培まで、みなさんに美しい花をお届けするまでにはたくさんのご苦労があるとのこと。それでも、「毎年啓翁桜を楽しみにしているというお客様の声が嬉しくて」と開沼さん。
ツアー客のみなさんも、はじめて見る啓翁桜の加温ハウス内で、熱心に栽培方法や花の管理方法に聞き入っていました。
村木沢あじさい営農組合直売所でお買いもののあと、開沼さんから啓翁桜のプレゼント!みなさん大切にそだててくださいね。
桜を愛でたあとは、「蕎麦いしやま」さんで昼食。こちらの玄関先にも綺麗な啓翁桜です。
こちらの「蕎麦いしやま」さんは、山形市地産地消の店にも認定され、こだわりのおいしく・香り豊かな手打ちそばや、山形ならではのそば屋のラーメンなどが楽しめます。
「蕎麦いしやま」さんのFacebookページは⇒こちら
おいしいおそばでお腹を満たした一行は、新酒の香りに満ちた「男山酒造」さんの酒蔵見学に出発
。
米と水と人に恵まれた山形の地で、おいしい日本酒づくりを続ける男山酒造さん。創業は寛政年間にさかのぼり、200年以上の伝統を誇ります。全国新酒鑑評会で5年連続を含む16回にわたり金賞を受けるなど、その品質は高く評価されています。
敷地内で汲み上げている良質な地下水は、ミネラル分を多く含む硬水で、男山さんのお酒はキレのあるすっきりとした辛口酒が特徴です。
新酒の香りの中で、専務の尾原さんの説明を熱心に聞き入るツアー客のみなさん。米の磨きから一連の作業を見学した一行は、日本酒の奥深さに感動。
男山酒造さんは、事前にお電話すればいつでも見学OKなので、機会があればぜひ見学し、山形の日本酒の魅力を感じてください。
男山酒造のことは⇒こちら
ツアーの最後は、啓翁桜が素敵にアレンジメントされた紅の蔵。
啓翁桜を愛でながら、カフェダイニング「990」にて糖質制限スイーツでティータイム。
山形県内発の糖質制限コースは、「990」のシェフが研究を重ねた、目にも舌にも体にもやさしいメニュー。
モダンでクラシカルな雰囲気のなかでのおいしいスイーツ。時間を忘れ、思わず長居したくなる空間です。
990の糖質制限コースのこと⇒こちら
1日で啓翁桜と地酒と冬の街なかを満喫したツアー客のみなさま。山形に足をお運びいただきありがとうございました!
山形の冬は、ほかにも温か郷土料理・漬物・温泉などなど、魅力的なお宝がたくさんあります。そして、春夏秋冬、四季毎に違った魅力に満ちた山形。みなさん、ぜひ、また山形市さ来てけらっしゃいなぁ
「啓翁桜」のことは⇒啓翁桜
「地酒」のことは ⇒地酒
「山形のそば」のことは⇒そば
カテゴリー:お宝スタッフ日記
関連タグ:啓翁桜、地酒、お宝、ツアー
2014.02.03
1月29日(水)に東根市「さくらんぼタントクルセンター」で開催された「山形県啓翁桜品評会」。
さくら咲くやまがた 冬のさくらキャンペーンの特別展示企画として、この品評会で上位に入賞した桜を、霞城セントラルに展示しています。
山形生花商組合青年部のみなさんにアレンジメントしていただきました。
↓金賞1点、銀賞3点をアレンジメント
金賞・関東山形県花き研究会長賞:櫻館夢工房様(JA山形おきたま)
銀賞:長澤広幸様(JA山形おきたま)、サンファームしらたか様(JA山形おきたま)、山口大様(JAやまがた)
↓銅賞5点をアレンジメント
銅賞:阿部隼人様(JAてんどう)、小野桃空様(JAさくらんぼひがしね)、佐藤庄一様(JA山形おきたま)、長澤広信様(JA山形おきたま)、清野周治様(JAさくらんぼひがしね)
桜をご提供いただいたJA全農山形さん、素敵にアレンジメントしてくださった山形生花商組合青年部のみなさん、ありがとうございました。
こちらのアレンジメントは、2月上旬までの展示を予定しています。
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。
カテゴリー:お宝スタッフ日記
関連タグ:啓翁桜 冬のさくらキャンペーン
2014.01.21
さくら咲くやまがた 冬のさくらキャンペーン(啓翁桜)の幕開けにあわせ、山形市役所に啓翁桜を展示しました。 ご来庁いただいた皆さまを可憐な啓翁桜でお迎えし、ひと足早い春を感じていただきます。
山形市役所1階エントランスホール
山形市農業振興協議会様から提供いただいた啓翁桜を
山形生花商組合青年部(代表:大泉拓也氏)の皆さまに展示していただきました。
展示テーマは「桜屏風」。
椿や旭ハラン、枝垂れ柳を使い、素敵にアレンジメントしていただきました。
山形生花商組合青年部のみなさん
エントランスホールの展示期間は2月28日までです。
山形市中央駐車場ウィンドウディスプレイ内
啓翁桜の展示のほかに、話題の新酒「桜三蔵(さくらさくら)」も展示PR。
こっそりミニベニちゃんも仲間入り。
ウィンドウディスプレイの展示は2月中旬までを予定しています。
啓翁桜は、冬のさくらキャンペーン開催期間中、市街地のホテルや文化観光施設などに展示されます。この機会に中心市街地のまち歩きをお楽しみください。
カテゴリー:お宝スタッフ日記
関連タグ:冬のさくらキャンペーン 啓翁桜