山形仏壇
職人の気質が伝わる今なお受け継がれる、伝承の技。
元禄年間(1688年〜1704年)、上方との交易で人々の往来も盛んになった頃、寺院建立のため京から招いた仏師と宮大工に仏壇作りの技法を伝えたのが始まりとされ、享保年間(1716〜1736年)に江戸で学んだ木彫り技術を柱に、漆塗師、蒔絵師、金具飾職人などを統合して産地を形成していった。
山形仏壇の製造過程は、木地、宮殿、彫刻、金具、塗装、蒔絵、箔押し・仕組の7部門からなり、それぞれの職人による緻密な技巧が総合的に結集され完成に至る。 金箔を施した荘厳かつ重厚な輝き、宮殿の優雅さ、彫刻の豪華さ等に加え、堅牢な品質が特徴である
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