山形鋳物
900余年の時を経て今なお受け継がれる伝承の技。
平安時代の康平年間(1060年頃)に源頼義が奥州平定のため山形に転戦した際、従軍した鋳物師が馬見ヶ崎河畔の砂と土質が鋳造に適しているのを発見し、この地に留まったことが始まりとされ、最上義光(1546~1614年)が城下町をつくり鋳物師を保護してから産地として発展していったといわれる。
その後、明治の末頃、一人の鋳物師が約800度の高温を加えて錆びない鉄瓶をつくることに成功し、ますます全国での知名度が上がるようになった。
現在も、紋様押し、肌打、金気止などの様々な伝統的手法が受け継がれ、薄肉で繊細な肌合いが特徴。茶の湯釜は原料に砂鉄を使う(和鉄仕上げ)高級品のため、家元からの引き合いも多い。
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